日本語と韓国語の共通点
前期のラジオ入門編を担当されていた小倉先生は韓国語をパズルのように組み立てて勉強する方法を教えてくださっていますが、実は日本語もそれぞれのパーツをパズルのように組み立てて出来上がっているということを最近知りました。
これを難しい言葉で言うと膠着(こうちゃく)言語というらしく、日本語も韓国語もこの言語様式らしいのです。
あ…もしかして何を今更?!な話題なのかもしれないのですが…(^^;
文法が似ていて語順はほぼ同じとは知っていたのですが、そこまで似ているとは今まで気づいていなくて…これを聞いた時にすごく感動して思わず記事にしてしまいました。
例えば…
依頼などを表わす「~てください」では
韓国語;패스포트를 보여 주세요.
日本語;パスポートを 見せて ください。
パスポート | を | 見せて | ください | |
패스포트 | 를 | 보여 주세요 | ||
보이(다) | 어 주(다) | 세요 |
とパーツをどんどんくっつけて文を作ることができるわけですが。。
ここですごいな~と思うのは
韓国語で言う「~ください」の場合、「-주세요」の前の動詞は必ず連用形の形をとるので「動詞+아/어 주세요」となり…
「봐 주세요」 「써 주세요」 「가르쳐 주세요」
日本語の「~ください」の場合は必ずその前にくる動詞は「~て」という形になるんです。
「見て ください」「使って ください」「書いて ください」「教えて ください」というように。
また許可を表わす「~もいいです(か)」という表現もかならずての形。
「見て もいいですか」「使って もいいですか」「書いて もいいですか」 「教えて もいいですか」
他には「~ことができます」なら韓国語だと「ㄹ/을 수 있다」と動詞などの語幹に未来連体形がついて動詞を変化させますが、日本語だと「~ことができます」の前につく動詞は必ず辞書の形(終止形)です。
「見る ことができます/볼 수 있다」「使う ことができます/쓸 수 있다」「書く ことができます/쓸 수 있다」「教える ことができます가르칠 수 있다」
日本語を第1言語にしている私たちにとってはそんなのあたりまえじゃ~~んって思うんですが、こうやって意識して考えると結構おもしろな~と思います。
また日本語を勉強している外国人に教える時は、このパーツの組み立て方が大事で、きちんと教えないと「教える ください」とちょっと変な日本語になってしまったりするのです。韓国語も同じで「~ください」の時の動詞の変化は「陽母音の動詞語幹には아 陰母音なら어をつける」と覚えますよね。これがおかしいと変な韓国語になってしまいます。
こう考えると第2言語として学ぶ韓国語と日本語って本当に共通点があるんだな~と思い、おもしろいと思ったのでした。(もしかしたら他の言語でも共通することなのかも知れないのですが…)
ちなみにこのお話、土曜日に受けた「日本語指導ボランティアスキルアップセミナー」という講座で聞きました。
この講師の先生のお話が本当におもしろくて興味深い話題が満載で、もっと書きたいことはたくさんあるのですが、もうひとつだけ教わったことを書きたいと思います。
最近よく言われていることだそうですが、やっぱり
「外国語をレベルアップしたければ日本語をブラッシュアップすることが大事」なのだそうです。私も韓国語を勉強しはじめてから、自分の日本語能力のなさを痛感している毎日ですが…日本語力を身につけることはどうやら必要不可欠のようです(泣)
分かっているけど、難しい…。
相変わらず、こんなクドクドな文章うっているし…。
ε=( ̄。 ̄;A フゥ…
韓国語と合わせて日本語も少しづつ勉強しなおしていかなくちゃ…と思う今日この頃です。
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